陸羽地震(読み)りくうじしん

最新 地学事典 「陸羽地震」の解説

りくうじしん
陸羽地震

Rikuu earthquake in 1896

1896(明治29)年8月31日,秋田・岩手県境付近の真昼山地直下の地殻内で発生した,M7.2と推定される逆断層型地震本震の1週間程前から前震活動が活発であった。本震時には最大上下変位量約3.5mの断層崖地表地震断層)が真昼山地西麓に沿って長さ約20kmにわたって出現した。また,東麓にも共役の副断層が長さ約5kmにわたって出現し,それぞれ「千屋断層」,「川舟断層」と呼ばれた。地震による被害は,秋田県東部・岩手県西部を中心に,全壊約5,800戸,死者209人。東北日本の断層運動典型であり,千屋断層は,1995年国の天然記念物に指定。参考文献山崎直方(1897) 震災予防調査会報告,11:75

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の陸羽地震の言及

【地震】より

…これらはM8をこえているが,M7クラスでも海岸に近いと,例えば1978年宮城県沖地震(M7.4)のように,地震動による被害が避けられない。東北地方内陸部から日本海岸の沖合にかけても,1833年(天保4)の庄内沖地震,1896年陸羽地震(M7.2),1983年日本海中部地震(M7.7)など,M7.0~7.7程度の大地震がいくつか知られている。
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※「陸羽地震」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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