陸軍所(読み)りくぐんしょ

精選版 日本国語大辞典 「陸軍所」の意味・読み・例文・類語

りくぐん‐しょ【陸軍所】

江戸幕府の軍事教練所の一つ。慶応二年(一八六六)一一月、講武所を改めて設置、フランス陸軍教官の指導旗本御家人兵術を教習させた。〔続徳川実紀‐慶応二年(1866)一一月一九日〕

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デジタル大辞泉 「陸軍所」の意味・読み・例文・類語

りくぐん‐しょ【陸軍所】

江戸末期の幕府の軍事訓練所の一。慶応2年(1866)従来講武所に代わって設置。

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世界大百科事典(旧版)内の陸軍所の言及

【講武所】より

…しかし62年(文久2)および67年(慶応3)を画期とする洋式軍隊建設を目ざす軍事改革により,講武所は深刻な影響を受けた。62年弓術,柔術などの教習が廃され,66年11月には陸軍所と改称されてもっぱら砲術修業が行われることになった。さらに67年6月陸軍所における三兵士官学校の設立が決定され,講武所は名実ともに廃された。…

※「陸軍所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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