陽動作戦(読み)ヨウドウサクセン

デジタル大辞泉 「陽動作戦」の意味・読み・例文・類語

ようどう‐さくせん〔ヤウドウ‐〕【陽動作戦】

味方作戦を秘匿し、敵の注意をそらすために、ことさら目立つように本来目的とは違った動きをする作戦。「おとりを使って陽動作戦に出る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「陽動作戦」の意味・読み・例文・類語

ようどう‐さくせんヤウドウ‥【陽動作戦】

  1. 〘 名詞 〙 陽動して敵の判断を誤らせるための作戦。
    1. [初出の実例]「フランス映画の女優のM…に似た女とのことは、多分一種の陽動作戦のようなものなのだ」(出典:プールサイド小景(1954)〈庄野潤三〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「陽動作戦」の意味・わかりやすい解説

陽動作戦
ようどうさくせん
feint operation

牽制作戦とも呼ばれる。敵に味方の真の作戦企図についての判断を誤らせ,または困難にさせるような目立った行動を起し,そちらに敵の注意をひきつけて敵の防御体制をくずすことによって,味方の真の作戦目的の達成を容易にしようとする作戦。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む