隈元謙次郎(読み)クマモト ケンジロウ

20世紀日本人名事典 「隈元謙次郎」の解説

隈元 謙次郎
クマモト ケンジロウ

昭和期の美術史家 元・東京国立文化財研究所美術部第二研究室長



生年
明治36(1903)年1月28日

没年
昭和53(1978)年1月25日

出生地
鹿児島県鹿児島郡中郡宇村(現・鹿児島市)

学歴〔年〕
東京帝国大学文学部美学美術史学科〔昭和3年〕卒,東京帝国大学大学院西洋美術史専攻〔昭和6年〕中退

主な受賞名〔年〕
レオナルド・ダ・ビンチ賞(第1回)〔昭和14年〕

経歴
昭和7年帝国美術院附属美術研究所に入り、26年第二研究部長、27年改組により東京国立文化財研究所美術部第二研究室長、41年退職。41〜49年東京家政大学教授。文化財保護審議会専門委員、東京国立近代美術館評議員などを務め、近代日本美術の研究に貢献。「明治初期来朝伊太利亜美術家の研究」「近代日本美術の研究」「黒田清輝」「藤島武二」「浅井忠」などの著書がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「隈元謙次郎」の解説

隈元謙次郎 くまもと-けんじろう

1903-1978 昭和時代の美術史家。
明治36年1月28日生まれ。昭和7年帝国美術院附属研究所にはいる。同機関が東京国立文化財研究所に改組されると,27-41年その美術部第二研究室(近・現代美術)室長をつとめた。昭和53年1月25日死去。74歳。鹿児島県出身。東京帝大卒。著作に「黒田清輝(せいき)」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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