デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「隈田嘉七」の解説 隈田嘉七 くまだ-かしち 1835-1901 幕末-明治時代の検校(けんぎょう)。天保(てんぽう)6年3月10日生まれ。大和箸中(はしなか)村(奈良県桜井市)の人。幼時に失明。勾当(こうとう)職をへて,慶応3年(1867)大和最後の検校職に任命される。維新後は小講義に任じられ,盲人福祉に尽力する。殖産にもつとめ,穴師川の水力利用による製粉工場などをおこした。明治34年4月5日死去。67歳。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例