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階級国家論 かいきゅうこっかろん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

階級国家論
かいきゅうこっかろん

国家を階級抑圧ないし搾取のための機関であるとする国家論をいう。このような考えはすでに古代ギリシアからあったが,これを世界史的見地から理論づけたものとしてマルクス主義が有名である。エンゲルスは「国家は有力な経済的支配階級の国家である」とし,またこの階級は「政治的にも支配する階級である」と規定した。なおレーニンはこの国家観を継承して「国家は和解することのできない階級対立の所産である」とした。

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世界大百科事典内の階級国家論の言及

【国家】より

…このように,市民社会の自律性を主張することは,国家批判の系譜においても重要な位置を占める。マルクスの階級国家論も,国家の階級的性格を指摘し,国家の中立性の仮面をはぎ,さらに無階級社会における国家消滅の必然性を説くことで,国家批判の新たな観点を確立した。しかし,市民社会の衰退は,当然に国家に対する批判をも弱めることになり,むしろ大衆社会においては,国家の積極的な役割を是認する立場が強くなっていく。…

※「階級国家論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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