雀林村(読み)すずめばやしむら

日本歴史地名大系 「雀林村」の解説

雀林村
すずめばやしむら

[現在地名]会津高田町雀林

赤沢あかさわ川中流の西方にあり、南東寺崎てらさき村。村の西に雀林という林があったための村名という。養老四年(七二〇)創建といわれる法用ほうよう寺があるため、中古には法用寺村と称したが、寛文年間(一六六一―七三)旧名に復したという。観応三年(一三五二)一〇月二四日の吉良貞家書下(法用寺文書)によれば「法用寺別当職」が葦名禅師に安堵されている。応永二一年(一四一四)一一月三日塔寺とうでら八幡宮(現会津坂下町)の遷宮式に参列した人々のうちに「法用寺大義律師」「法用寺大進阿闍梨不参」「法用寺二位公」の名がみえる(塔寺八幡宮長帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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