雅物(読み)がぶつ

精選版 日本国語大辞典 「雅物」の意味・読み・例文・類語

が‐ぶつ【雅物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 風流な人物風雅を好む人。⇔俗物
    1. [初出の実例]「秋葉(しうえふ)が庭も広くていい。猿を飼ふなどといふ雅物(カフツ)だから、枯野見にまんざらでもねへ」(出典:滑稽本・戯場粋言幕の外(1806)上)
  3. 風流、風雅なもの。
    1. [初出の実例]「もんもうなる雅人有。座右には雅物(ガブツ)をあつめてをきしに」(出典:咄本・軽口豊年遊(1754)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android