集合リンパ小節(読み)しゅうごうリンパしょうせつ(英語表記)aggregate lymph follicle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「集合リンパ小節」の意味・わかりやすい解説

集合リンパ小節
しゅうごうリンパしょうせつ
aggregate lymph follicle

小腸粘膜にある長楕円形 (直径 1cm程度) の小隆起。内臓諸臓器,ことに消化管粘膜固有層ではリンパ球が集って孤立リンパ小節をつくるが,回腸ではこのリンパ小節が多数集合し,総数 20~30個の大型のリンパ小節を形成する。これを集合リンパ小節と称する。この研究をしたスイスの解剖学者,J.C.パイエル (1653~1712) にちなんで,パイエル板ともいう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

期日前投票

期日前投票制度は、2003年6月11日公布、同年12月1日施行の改正公職選挙法によって創設された。投票は原則として投票日に行われるものであるが、この制度によって、選挙の公示日(告示日)の翌日から投票日...

期日前投票の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android