回腸(読み)かいちょう

精選版 日本国語大辞典 「回腸」の意味・読み・例文・類語

かい‐ちょう クヮイチャウ【回腸】

〘名〙
小腸一部で、大腸に続く屈曲の多い部分
解体新書(1774)三「回腸。当小腹。其長手之二十矩也」
② (内臓が回転するほどの意から) 深く感動すること。また、気持が落ち着かないこと。〔宋玉‐高唐賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「回腸」の意味・読み・例文・類語

かい‐ちょう〔クワイチヤウ〕【回腸】

小腸の終末部分。空腸と、大腸盲腸との間の部分。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「回腸」の意味・わかりやすい解説

回腸
かいちょう
ileum

小腸の一部。空腸に引続いて腹腔の中央部から右下腹部に位置し,末端はバウヒン弁を経て盲腸につながる。構造,機能は空腸とほぼ同じである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「回腸」の意味・わかりやすい解説

回腸 (かいちょう)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

栄養・生化学辞典 「回腸」の解説

回腸

 小腸の一部の名称で,胃に近い部分から十二指腸,空腸,回腸と名付けられている.小腸の3/5ほどを占め,盲腸につながっている.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

百科事典マイペディア 「回腸」の意味・わかりやすい解説

回腸【かいちょう】

小腸の一部。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

普及版 字通 「回腸」の読み・字形・画数・意味

【回腸】かいちよう

なやむ。

字通「回」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「回腸」の意味・わかりやすい解説

回腸
かいちょう

小腸

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の回腸の言及

【小腸】より

…近代型の魚類(真骨類)では,多数の管状の幽門垂(幽門盲囊)が腸の表面積を広げている。四肢動物では小腸は著しく長くなり迂曲(うきよく)して,十二指腸,空腸,回腸に区分される。十二指腸腺をもつ真の十二指腸は哺乳類に限られ,空腸と回腸の境界が明りょうではない種類も多い。…

※「回腸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android