集書院(読み)しゅうしょいん

百科事典マイペディア 「集書院」の意味・わかりやすい解説

集書院【しゅうしょいん】

1872年京都に設立された日本最初の民間経営公共図書館。新しい試みであったが利用者が少なく,1876年京都府の管理下におかれ,1882年閉鎖された。
→関連項目図書館

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「集書院」の意味・わかりやすい解説

集書院
しゅうしょいん

明治5 (1872) 年京都に創設された民間経営の公共図書館で,この種の図書館としては日本最初のもの。京都府が三条東洞院に建設し,村上勘兵衛らがつくっていた集書会社に運営を委託した。ただし先駆的すぎて利用者が少く,経営難のために 1882年閉鎖された。

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世界大百科事典(旧版)内の集書院の言及

【図書館】より

… 他方,西欧の会員制図書館をモデルにしたような書籍会社こと〈リフラリーlibrary〉,すなわち集書会社設立計画がお目見えする。しかしこれは十分に実現せず,京都府設立の集書院ができ,その運営委託を集書会社が引きうける形をとったのみであった。利用者は少なく,1882年閉鎖された。…

※「集書院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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