デジタル大辞泉
「集韻」の意味・読み・例文・類語
しゅういん〔シフヰン〕【集韻】
中国の韻書。10巻。宋の仁宗の勅命により、丁度らが撰。1039年または1066年成立。5万3千余字を206韻に分け、「広韻」を増補・改訂したもの。
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しゅういんシフヰン【集韻】
- 中国の韻書。一〇巻。宋の仁宗の時、丁度(ていど)、季淑らが奉勅撰。丁度の死後司馬光が継承し、治平三年(一〇六六)完成。字数五万三五二五字、「広韻」に手を加えたものであるが、体裁に不統一な点が多い。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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集韻
しゅういん
Ji-yun
中国の韻書。宋の丁度らの撰。 10巻。宝元2 (1039) 年撰。『広韻』を増補改訂したもので,韻目数は 206で変らないが収録字数はほぼ2倍で,異体字や異読を多く収める。当時の発音に近づけるようにしたため,『広韻』とは小韻の所属,および反切用字法のうえで差異が生じている。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の集韻の言及
【韻書】より
…中古音とは《切韻》によって示される音韻体系であるといいながら,じっさいには《広韻》をもって中古音を代表させるならわしであって,中国音韻学の中心的存在である。丁度らの撰《集韻》(1039)も,音韻体系上《広韻》と大同小異の,切韻系の韻書である。中国の韻書は,一般に擬古的,規範的であって,現実の音韻体系を共時的に記述したものはないといってよい。…
※「集韻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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