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雇用空洞化 こようくうどうか hollowing out of employment opportunities

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知恵蔵2015の解説

雇用空洞化

大きな賃金格差など、国際的な比較生産費格差の優劣を背景に生産拠点の海外立地化が進み、製品の国内供給が輸入依存型に転換することで、一国の製造業の基幹的部分が衰退することを産業空洞化という。派生的に当該産業の失業者が増加するなど雇用の空洞化が進行することが多い。日本では1980年代後半から円高の進行によって、鉄鋼、自動車、電機などの輸出依存型基幹産業が中国など海外での現地生産を拡大した。しかし、最近、技術水準などの点で強い国際競争力を持つ産業・企業の中には、日本国内の生産拠点を充実・確保しようとする展開が見られる。さらに、IT技術の発達に伴い、インターネット上で仕事を海外に発注したり、コールセンターを設置する形態も増加している。

(桑原靖夫 獨協大学名誉教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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