産業空洞化(読み)さんぎょうくうどうか

百科事典マイペディア 「産業空洞化」の意味・わかりやすい解説

産業空洞化【さんぎょうくうどうか】

国内の経済活動,とりわけ製造業が直接投資などによる海外進出に伴って生産拠点が海外に移動し国内産業が衰退すること。日本では急激な円高の進行貿易摩擦激化による輸出停滞に伴って,自動車・エレクトロニクスなどのハイテク産業が海外での現地生産化を進めた。このような現地生産化は日本の経済成長を妨げ,マクロ的にみた産業・経済活動に悪影響を及ぼすとして空洞化が叫ばれた。しかし,実態としては国際分業に伴う日本産業の高度化を促す圧力として考えるべきだろう。→逆輸入海外生産比率
→関連項目金融空洞化工業日本

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