雑居拘禁(読み)ざっきょこうきん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雑居拘禁」の意味・わかりやすい解説

雑居拘禁
ざっきょこうきん

複数受刑者を1つの房に収容する拘禁方式。独居拘禁に対する。雑居拘禁は,人間の社会性に適合し,作業の実施にも能率的であるなどの利点がある反面,受刑者間での悪風感染や,プライバシーの完全な欠如などの欠点もある。そこで,昼間のみ雑居とする方式も考案されているが,日本の刑務所の多くは,昼夜とも雑居制を行なっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android