雑居拘禁(読み)ざっきょこうきん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雑居拘禁」の意味・わかりやすい解説

雑居拘禁
ざっきょこうきん

複数受刑者を1つの房に収容する拘禁方式。独居拘禁に対する。雑居拘禁は,人間の社会性に適合し,作業の実施にも能率的であるなどの利点がある反面,受刑者間での悪風感染や,プライバシーの完全な欠如などの欠点もある。そこで,昼間のみ雑居とする方式も考案されているが,日本の刑務所の多くは,昼夜とも雑居制を行なっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android