離物(読み)はなれもの

精選版 日本国語大辞典 「離物」の意味・読み・例文・類語

はなれ‐もの【離物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仲間から離れているもの。のけもの。
    1. [初出の実例]「その中に美児ひとりはなれ物にて艫櫓(ともやぐら)に上がり」(出典浮世草子男色大鑑(1687)四)
  3. 普通とは違って特殊な事情にあるもの。その時の運・不運によるもの。
    1. [初出の実例]「双六のさいは離れ物」(出典:浮世草子・立身大福帳(1703)三)
  4. (よろい)の分散した付属品類をいう。離物を取り合わせて一括した合物(あわせもの)に対していう。
  5. 当然離れるはずのもの。
    1. [初出の実例]「あはせものははなれもの」(出典:俳諧・毛吹草(1638)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む