… 持続的経済成長の開始という意味での工業化論をもっともよく理論化したのはW.W.ロストーである。彼によれば,伝統的・静態的な農業社会のなかで,農業改良(〈農業革命〉)や商業資本の蓄積など〈先行条件〉が整備されてくると,やがて決定的な転換点である〈離陸(テイク・オフtake‐off)〉を迎える。〈離陸〉をもたらす最大の要因は生産的投資率が10ないし12%を超えることである。…
…テイク・オフとは,飛行機が滑走路でしだいに速度を速めながら前進するうちに,ある速度にまで達すると離陸して上昇を続けるように,伝統的な社会もその変化のモメンタムがある水準に達すると急速に近代化を始めることをあらわすためにアメリカの経済学者ロストーW.W.Rostow(1916‐ )が用いた言葉である。〈離陸〉と訳される。…
… こうしてライト兄弟は,自作第1号飛行機フライヤー1号の飛行に十分自信をもっていたに違いない。1903年12月17日,ノース・カロライナ州キティホークで行われた第1回のテスト飛行では,離陸すると思われる地点にカメラを三脚で据えつけ,シャッターを押す人員を待機させていた。かくして人類最初の動力飛行という世紀の瞬間はみごとにカメラにとらえられた。…
※「離陸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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