難艱(読み)ナンカン

デジタル大辞泉 「難艱」の意味・読み・例文・類語

なん‐かん【難×艱】

《「なんがん」とも》苦しい目にあうこと。また、苦しい思いをすること。苦しみ。艱難
「始めは知らずと言ひけれども、―のあまりにありのままに申しける」〈平治・上〉

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精選版 日本国語大辞典 「難艱」の意味・読み・例文・類語

なん‐かん【難艱・難堪】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「なんがん」とも ) 困難な目にあうこと。つらい目にあうこと。苦労すること。むずかしいこと。苦しみ。苦労。艱難。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「うちふせて問ける程に、始はしらずといひけれ共、難堪(ナンガン)のあまりに有のままに申ける」(出典:金刀比羅本平治(1220頃か)上)

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普及版 字通 「難艱」の読み・字形・画数・意味

【難艱】なんかん

困難。

字通「難」の項目を見る

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