艱難(読み)カンナン

デジタル大辞泉 「艱難」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「艱難」の意味・読み・例文・類語

かん‐なん【艱難】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 困難な目にあうこと。つらい目にあうこと。苦労をすること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「於是追怛艱難悽惆作歌八首」(出典万葉集(8C後)一五・三六四四・題詞)
    2. 「艱難(カンナン)をしのぎて後、大功をあらはし」(出典:仮名草子智恵鑑(1660)一)
    3. [その他の文献]〔書経‐無逸〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「艱難」の読み・字形・画数・意味

【艱難】かんなん

くるしみ。〔書、無逸〕小人を相(み)るに、厥(そ)の母は稼穡(かしよく)に勞せるに、厥の子は乃ち稼穡の艱を知らず、乃ちし乃ち(おご)る。

字通「艱」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android