雪えくぼ(読み)ゆきえくぼ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「雪えくぼ」の意味・わかりやすい解説

雪えくぼ
ゆきえくぼ

融解期の雪面に形成される無数のくぼみ模様暖気日射、あるいは雨などによって積雪が融(と)けるとき、雪面は一様には沈降せず、表面に無数のくぼみ模様を生じながら沈降してゆく。くぼみの下には融け水が集中していることが多い。雪が降り積もったあと、強い日射とともに急に気温が上がるようなときに、みごとな雪えくぼが見られる。雪質や融雪速度の違いにより、雪えくぼの波長、すなわちくぼみの間隔は、数センチメートルから1メートルとなる。雪面のくぼみをえくぼに見立てて呼び名がつけられたもの。

[前野紀一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む