雪質(読み)セッシツ

  • ゆきしつ

百科事典マイペディアの解説

積雪の性質。積雪は時間とともに沈下して密度を増し,昇華・融解・凍結などの作用でその性質を変化する。ふつうは粒子の形,比重,含水量,硬度などの差により次の5種類に分類する。(1)新雪(あらゆき)/(しんせつ)。降ってまもない雪で,密度が小さくやわらかい(比重0.05〜0.15)。(2)しまり雪。降って数日たち,水蒸気の昇華により結晶が変形し付着しあって,すきまの多い海綿のような構造となったもので,もろい(比重0.15〜0.50)。東北,北海道の積雪は冬の大部分をこの状態ですごす。(3)ざらめ雪。昼の融解,夜の凍結の繰返しで粒のあらい組織となったもの(比重0.30〜0.50)。本州の里雪のように比較的暖かい土地の積雪に多くみられる。(4)しも(霜)ざらめ雪。きびしい寒気のもとで,下部から上昇する水蒸気の昇華により雪の内部に霜の結晶ができたもろい構造のもの。(5)氷板。著しい融解が起こったあとに凍結したもので,積雪の表面や層と層の間にできる。
→関連項目雪(気象)

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 雪の性質。雪の成分。ゆきしつ。
〘名〙 雪の性質及び状態。あらゆき・しまりゆき・ざらめゆき・しもざらめゆき・氷板などがある。〔雪(1938)〕

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