雪焼(読み)ゆきやけ

精選版 日本国語大辞典 「雪焼」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐やけ【雪焼】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 雪の降る頃、寒さに皮膚がこごえてただれること。霜焼(しもやけ)凍傷。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「ゆきやけに足もはれて悩ましうおぼさるれば」(出典:承応版狭衣物語(1069‐77頃か)三)
  3. 雪に反射する紫外線にあたって皮膚が黒くなること。また、その皮膚炎。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「雪焼けした赭黒い顔に、長い間そらなかった鬚が」(出典:不在地主(1929)〈小林多喜二〉一五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android