日本大百科全書(ニッポニカ) 「雪状炭酸圧抵法」の意味・わかりやすい解説 雪状炭酸圧抵法せつじょうたんさんあっていほう 皮膚病巣に固形ドライアイスを強く押しあてて凍結させる治療法。わが国では1911年(明治44)土肥(どひ)慶蔵が初めて行った。太田母斑(ぼはん)にもっともよく用いられるが、その他の色素性母斑や老人性色素斑、ポイツ‐ジェガーPeutz-Jeghers症候群、一部のリンパ管腫(しゅ)や血管腫などにも用いられる。何回か繰り返し加療する必要があり、かなりの疼痛(とうつう)を伴うなどが欠点である。[水谷ひろみ][参照項目] | 皮膚凍結療法 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例