雪状炭酸圧抵法(読み)せつじょうたんさんあっていほう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「雪状炭酸圧抵法」の意味・わかりやすい解説

雪状炭酸圧抵法
せつじょうたんさんあっていほう

皮膚病巣に固形ドライアイスを強く押しあてて凍結させる治療法。わが国では1911年(明治44)土肥(どひ)慶蔵が初めて行った。太田母斑(ぼはん)にもっともよく用いられるが、その他色素性母斑老人性色素斑、ポイツ‐ジェガーPeutz-Jeghers症候群、一部リンパ管腫(しゅ)や血管腫などにも用いられる。何回か繰り返し加療する必要があり、かなりの疼痛(とうつう)を伴うなどが欠点である。

[水谷ひろみ]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android