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色素性母斑 しきそせいぼはんpigmented nevus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

色素性母斑
しきそせいぼはん
pigmented nevus

いわゆる良性の黒あざである。褐色から黒色までの大小種々の色素斑で,扁平または隆起する。臨床的には,生下時すでに存在し,その後自発的な増大をしないものと,生後徐々に生じるものとに大別される。後者に属するものにはほくろ (黒子) と晩発性母斑がある。ほくろはダイズ大ぐらいまでの表面平滑な母斑で,ときに中心に毛髪がみられる。顔面に生じることが多い。晩発性色素性母斑は,思春期頃から肩などに現れて増大する母斑で,しばしばその部分に硬毛が生じる。色素性母斑はまた,母斑細胞の有無により母斑細胞性母斑と扁平母斑に大別される。扁平母斑は,非隆起性の単なる褐色の色素斑で,晩発性色素性母斑はその一種である。母斑細胞性母斑は細胞増殖のために多少とも隆起している。ほくろはこれに属する。このほかの分類で,海水着型母斑,ズボン下状母斑,巨大な発毛をみる獣皮様母斑,毛包に色素沈着を生じる点状集簇性母斑,上下眼瞼に接して生じる分離母斑などがある。大多数の病変は良性で悪性化することはないが,ときに悪性黒色腫が続発する。

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デジタル大辞泉の解説

しきそせい‐ぼはん【色素性母斑】

褐色から黒色を呈する母斑。黒あざ。ほくろ。母斑細胞母斑。

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百科事典マイペディアの解説

色素性母斑【しきそせいぼはん】

ほくろ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

色素性母斑
しきそせいぼはん

母斑細胞母斑と同義に用いられる場合が多いが、メラニンをもつ母斑の総称として、太田母斑(眼上顎(じょうがく)褐青色母斑)、青色母斑、扁平(へんぺい)母斑などを含めることもある。[川村太郎]

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