雲岩庵(読み)うんがんあん

日本歴史地名大系 「雲岩庵」の解説

雲岩庵
うんがんあん

[現在地名]野田川町字岩屋 弁天谷

岩屋山と号し、臨済宗妙心寺派、本尊観世音菩薩。もとこの辺りに真言宗岩屋山雲岩寺があったが、大永五年(一五二五)兵火にかかって滅んだという。近世に雲岩庵として復興した。天和二年(一六八二)の丹後国寺社帳に「臨済宗 岩屋村 雲岩庵」とみえるので復興はそれ以前であろう。

丹哥府志」に「雲岩、雲岩庵境内、天橋記云、文殊菩薩出現の日、雲に乗て来らせ給ふ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む