山川 世界史小辞典 改訂新版 「雲崗」の解説 雲崗(うんこう)Yungang 中国山西省大同西郊の仏教遺跡。北魏の太武帝(たいぶてい)の廃仏ののち,文成帝(在位452~465)が仏教を復興し,僧曇曜(どんよう)に命じて5窟の大仏を造らせてから,孝文帝が大同から洛陽に遷都する(494年)まで,40余の石窟が開かれた。ガンダーラ美術,グプタ美術の影響があるとともに,北朝興隆期のたくましさが表れている。 出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報