雲晴寺(読み)うんしようじ

日本歴史地名大系 「雲晴寺」の解説

雲晴寺
うんしようじ

[現在地名]城南町隈庄

隈庄くまのしようの中心部、金屋かなや町にある。山号は益城山、浄土真宗本願寺派本尊阿弥陀如来。享保六年(一七二一)当住が余間(位階)を申請したときの由緒書によれば、開基は隈庄城主甲斐守昌の次男左近大夫重昌で、隈庄城落城ののち禅門に入ったが、のち本願寺実如によって転宗し、砥川とがわ(現上益城郡益城町)に小庵を構え、その子が証如から浄信の法名と「御仏号十字」を授けられ、天文二一年(一五五二)寺号をもらい現在地に移った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android