日本歴史地名大系 「雲興寺」の解説 雲興寺うんこうじ 愛知県:瀬戸市赤津村雲興寺[現在地名]瀬戸市白坂町大竜山と号し、曹洞宗。本尊釈迦如来。赤津(あかづ)から三河へ抜ける街道沿いにあり、盗難除けの信仰がある。「府志」以後の諸書によれば、応永七年(一四〇〇)天鷹祖祐が白坂(しらさか)の東の高松山に毘沙門堂のあった地に草庵を結び、毘沙門山高松寺と名付けたが、翌年焼失して現在地に移り、大竜山雲興寺と改めたとある。しかし釈真毓が天先祖命に雲興寺の住持職を譲った譲状(寺蔵文書)に<資料は省略されています>とあり、もと勝光(しようこう)寺と号したと記されている。天先は天鷹の法嗣で雲興寺二世とされている人である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by