雲金村(読み)くもがねむら

日本歴史地名大系 「雲金村」の解説

雲金村
くもがねむら

[現在地名]天城湯ヶ島町雲金

狩野かの川の上流東岸にあり、北は佐野さの村。当地妙本みようほん寺の明徳四年(一三九三)四月の薬師像台座銘に「伊豆国狩野荘窪金村」とある(増訂豆州志稿)。天文一九年(一五五〇)五月一四日の北条家朱印状(妙本寺文書)には「豆州狩野庄雲金之内」とみえる。文禄三年(一五九四)八月代官頭彦坂元正による検地が行われ、「宝郡狩野庄雲金村」検地帳(県立図書館蔵大川家文書)によると高二〇四石余。江戸時代初期は幕府領。宝永四年(一七〇七)上野高崎藩領、その後幕府領となり、延享三年(一七四六)旗本小堀領となって幕末に至る(「韮山町史」など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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