雷文鏡(読み)らいもんきょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「雷文鏡」の意味・わかりやすい解説

雷文鏡
らいもんきょう

いわゆる戦国鏡一種で、雷文風に変化した小型方形の霊獣文を碁盤目(ごばんめ)状に連接して配置し、さらに4か所に乳(にゅう)を付加して、背面の文様としたもの。日本列島にも前漢(ぜんかん)鏡とともに舶載され、北部九州地方の弥生(やよい)時代の甕棺(かめかん)墓(三雲遺跡)に副葬されたものが一面ある。舶載鏡のなかでは、最古の中国鏡に属する。

田中 琢]

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