電子書籍端末(読み)デンシショセキタンマツ

デジタル大辞泉 「電子書籍端末」の意味・読み・例文・類語

でんししょせき‐たんまつ【電子書籍端末】

電子書籍リーダー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「電子書籍端末」の意味・わかりやすい解説

電子書籍端末
でんししょせきたんまつ

電子書籍を表示するための専用端末。日本では2004年(平成16)にソニーが「リブリエLIBRIé」を発売したのが端緒である。このときには書籍をデータ化したコンテンツの数が少なく普及しなかったが、2007年にアメリカのアマゾン社が、多くのコンテンツをラインナップしたうえで「キンドルKindle」を発売したことで普及期に入った。ソニーも「リーダーReader」のブランド名で再参入し、アメリカ最大手書店のバーンズ&ノーブルBarnes & Nobleが「ヌックNOOK」で参入するなど、複数の会社が電子書籍端末に乗り出したことで市場が形成された。日本でも2012年11月に日本語版キンドルが発売された。しかし、電子書籍はiPad(アイパッド)のようなカラー液晶を用いたタブレット型端末でも読むことができるため、専用端末の普及は頭打ち傾向にある。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android