ニュース、広告、案内などの映像や文字情報をデジタル表示する装置。英語でデジタルサイネージという。液晶ディスプレーなどで表示するため紙より画質がきれいで、インターネットを使って情報通信することで表示内容を瞬時に切り替えることが可能なため、ポスターなどと異なり、取り替える手間がかからない。日時や場所、装置の前を通る人の特性に応じて異なる情報を表示できる利点もある。タッチパネルや携帯電話を利用して双方向の情報のやりとりもでき、従来の屋外広告や電光掲示板などにかわる新たな媒体として注目される。
日本では2007年(平成19)、産学共同で電子看板の普及を目ざすデジタルサイネージコンソーシアムが発足し、情報配信システムの標準化などに取り組んでいる。街角の大型広告装置として普及が始まったが、ディスプレー価格の低下により、学校、病院、観光地、中小商店、家庭内での情報提供装置へと用途が広がっている。立体映像技術や画像認識技術を取り入れた電子看板も登場し、「デジタルサイネージ市場総調査2015」によると、2014年の電子看板の国内市場規模は1054億円に達した。また、同調査ではオリンピック・パラリンピック・東京大会が開催される2020年には、2700億円規模になると推定している。
[矢野 武 2016年12月12日]
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