電気血栓作成法(読み)でんきけっせんさくせいほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電気血栓作成法」の意味・わかりやすい解説

電気血栓作成法
でんきけっせんさくせいほう

クモ膜下出血に対する先端的な治療法。銅線カドミウム,バリリウムなどの細いワイヤを動脈瘤 (りゅう) に刺して電流通じ一瞬うちに凝固させて血栓化する。クモ膜下出血の大半脳動脈瘤破裂によって起こるが,通常の処置が困難な症例について,この方法が用いられる。「微小銅線による脳血管性病変の電気的凝固治療」の名で高度先端医療に指定されている。

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