電解塩素(読み)でんかいえんそ(その他表記)electrolytic chlorine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電解塩素」の意味・わかりやすい解説

電解塩素
でんかいえんそ
electrolytic chlorine

塩水電気分解して水酸化ナトリウム (カセイソーダ) とともに得られる塩素。非電解法によって塩素がつくられたこともあった (→ディーコン法 ) が,1890年代に電解による塩素の製造が企業化されてからは,工業用塩素はほとんど電解塩素である。電解に隔膜槽を用いる隔膜法と水銀槽を用いる水銀法とが実用化されたこともあるが,社会情勢の変化と技術の進歩により,最近はイオン交換膜を用いる方法が実施されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む