普及版 字通 「霍」の読み・字形・画数・意味


16画

[字音] カク(クヮク)
[字訓] はやい

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 会意
雨+隹(すい)。〔説文〕四上に作り、「飛ぶ聲なり。~雨ふりて飛するは、其の聲然たり」と形況の語とする。群飛するさまを霍繹急疾のさまを霍焉・霍然という。金文に従う字形がある。

[訓義]
1. 鳥のはやく飛ぶ音、多く飛ぶ音。
2. すみやか、はやい。
3. 国・地・氏の名。

[古辞書の訓]
名義抄〕霍 ヒロシ・フルフ・タチマチ/霍亂 シリヨリクチヨリコクヤマヒ 〔字鏡集〕 霍同じ、トリノハヤクトブ・トブコエ・フルフ・ヒロシ・ツユ

[声系]
〔説文〕に声としての二字を収める。の本字で、豆の若葉漁具のざるをいう。

[熟語]
霍奕・霍繹・霍焉・霍霍霍霍眼霍食霍閃・霍然霍地霍落霍乱
[下接語]
揮霍・

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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