霜草村(読み)しもくさむら

日本歴史地名大系 「霜草村」の解説

霜草村
しもくさむら

[現在地名]橋本市隅田すだ町霜草

山内やまうち村の西、葛城(和泉)山脈中腹の丘陵地にある。建仁元年(一二〇一)六月日付の沙弥某処分田地坪付案(隅田家文書)に「渋草」とみえ、もとは「しぶくさ」といった。康永二年(一三四三)一〇月一六日の妙一田地売渡状(同文書)に「すたのきたのしやうしもくさ」とあり、中世隅田庄に属した。慶長検地高目録には霜草村とみえ、村高二六六石余、小物成三升九合。上組に属し、慶安四年(一六五一)の上組在々田畠小物成改帳控(土屋家文書)では家数三二(本役一〇・庄屋二・肝煎一など)、人数一三六、牛一三、小物成は茶七斤、紙木一束。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android