橋本市(読み)はしもと

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

橋本〔市〕
はしもと

和歌山県北東部,紀ノ川中流域の市。大阪府および奈良県との境に位置する。1955年橋本町と岸上村,山田村,紀見村,隅田村,学文路村の 5村が合体して市制施行。2006年高野口町と合体。中心市街地の橋本は天正年間(1573~92),木喰応其豊臣秀吉より免許を得て塩市を開き,紀ノ川に橋をかけたのが起源で,市名もこれに由来。伊勢街道高野街道の交差点,紀ノ川水運の川上船(かわかみぶね)の終点にあたる水陸交通の要地として発達し,江戸時代には宿駅,御仕入役所が置かれていた。農村部では果樹園芸と採卵が中心の養鶏業が盛ん。また富有柿を特産する。釣竿など竹細工の伝統産業,パイルなどの織物工業も行なわれる。北部の丘陵地は宅地化が著しく,大阪府の近郊住宅地となっている。東部の隅田は中世,葛原氏の隅田党 (→) の根拠地。国宝『隅田八幡画像鏡』を所蔵する隅田八幡宮をはじめ,利生護国寺 (本堂は国指定重要文化財) ,応其寺など古社寺が多い。北部は金剛生駒紀泉国定公園に,南部は高野山町石道玉川峡県立自然公園に属する。紀ノ川に沿って JR和歌山線,国道24号線が通り,南海電気鉄道高野線,国道370号線,371号線が市域を縦断する。面積 130.55km2。人口 6万3621(2015)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

統合型リゾート(IR)

Integrated Resortの略で、カジノや劇場、ホテルなどが一体となった施設。国会の超党派議員が提出したカジノ解禁法案はIRの整備を後押しする基本法案で、2014年に趣旨説明と質疑が行われたも...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

橋本市の関連情報