霜蓬(読み)ソウホウ

デジタル大辞泉 「霜蓬」の意味・読み・例文・類語

そう‐ほう〔サウ‐〕【霜×蓬】

霜が降りて白くなったよもぎ生気のない、乱れた白髪のたとえにいう。
かうべには―を戴き」〈謡・卒都婆小町

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「霜蓬」の意味・読み・例文・類語

そう‐ほう サウ‥【霜蓬】

〘名〙
① 霜のかかった蓬(よもぎ)。霜で生気を失った蓬。
※玉造小町子壮衰書(10C後)「有一女人。〈略〉。頭如霜蓬、膚似凍梨
② ①のように白く乱れた髪。
本朝無題詩(1162‐64頃)二・賦菊花〈藤原茂明〉「芳栄境、霜蓬老鬢逐年衰」 〔白居易‐酬皇甫十見贈詩〕

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