デジタル大辞泉 「霧らふ」の意味・読み・例文・類語 きら◦う〔きらふ〕【▽霧らふ】 [連語]《動詞「き(霧)る」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」。上代語》霧や霞が一面に立ちこめる。「秋の田の穂の上に―◦ふ朝霞いつへの方に我あが恋やまむ」〈万・八八〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「霧らふ」の意味・読み・例文・類語 きら‐・う‥ふ【霧う】 〘 連語 〙 ( 動詞「きる(霧)」に反復・継続の助動詞「ふ」の付いたもの ) 霧や霞(かすみ)などが一面にたちこめる。視界を遮る。曇る。[初出の実例]「秋の田の穂の上に霧相(きらふ)朝霞何処辺の方にわが恋ひ止まむ」(出典:万葉集(8C後)二・八八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例