デジタル大辞泉
「霧吹き」の意味・読み・例文・類語
きり‐ふき【霧吹き】
液体を、霧状にして吹きかけること。また、その器具。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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霧吹き
きりふき
液体を霧のように吹きかける器具。農業、園芸用では殺虫剤をまくのに用いる。裁縫用としては、地直し、仕上げをするとき、綿織物・毛織物・芯地(しんじ)など、布に湿り気を与えたいときに使用する。水を入れた容器に噴霧器を取り付け、突起した頭の部分を押して霧を出す。専門家が使うポンプで器内の空気を圧縮して用いる噴霧器もある。プラスチック、ガラス、金属などでできている。
[岡野和子]
図のように、円管A・Bを直角に組み合わせ、Bの端を容器V中の液体の中に入れ、Aに強い気流を送ると、気体は細い口Jからジェットとなって流出する。このとき、V内の液体が吸い上げられ、Kから気流の中に混じって噴出し、霧をつくる。液体がB管内を吸い上げられるのは、Bの口元Kの圧力がベースプレッシャーとなり、大気圧より低くなることによっている。
[馬淵昭夫]
ポンプによって、螺旋(らせん)状の溝をもつノズル(噴き出し口)に、液体を押し上げて回転させると、液体が出口で広がろうとするため、霧状の粒になって噴き出す仕組みのものである。
[馬淵昭夫]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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