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青化製錬法 せいかせいれんほうcyanidation process

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

青化製錬法
せいかせいれんほう
cyanidation process

金銀が青化 (シアン化) アルカリ希薄溶液によく溶ける性質を利用した金銀採取法。金銀鉱を粉粋後,さらにボールミルなどで摩砕し,泥鉱を青化液中で攪拌浸出する。青化液は通常 0.1~0.3%青化ソーダ液。浸出液を濃密槽で空気を吹込みつつ攪拌して沈静後,上澄みの含金銀貴液をとり,真空タンクで酸素を抜き,亜鉛粉末を投入する。亜鉛量は貴液 1000tに対し 26kg程度。亜鉛は金銀と置換して溶け,金銀が沈殿するのでこれをろ過し,沈殿物に重曹,ホウ砂などの溶剤を加えてるつぼで溶解,粗金銀地金を得る。青化液は回収するが,流出すると公害原因となるおそれがある。日本での金産出は銅製錬の副産物のほうが多く,青化法は独自の金銀鉱だけに応用されるが,産出は少い。

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世界大百科事典内の青化製錬法の言及

【リーチング】より

…例えば,のようなぐあいである。 シアン化ナトリウムNaCNなどのシアン化合物の希薄溶液を溶媒とする金・銀鉱の製錬法は青化製錬法cyanidation processとして古くから広く行われている。これらは, 4Au+O2+8CN+2H2O  ―→4Au(CN)2+4OH 4Ag+O2+8CN+2H2O  ―→4Ag(CN)2+4OHの反応による。…

※「青化製錬法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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