重曹(読み)ジュウソウ

精選版 日本国語大辞典 「重曹」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐そうヂュウサウ【重曹】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「重炭酸ソーダ(曹達)」の略 ) ソーダ灰製造の中間製品で、医薬品、粉せっけん、ベーキングパウダー消火剤などに用いられる。重炭酸ナトリウム。炭酸水素ナトリウム。
    1. [初出の実例]「胃病根治剤〈略〉皆一時の苦痛を凌ぐ制酸剤(即ち重曹、マグネシヤ、苦味剤の如き〈略〉旧式売薬)のみにして」(出典:風俗画報‐三三一号(1906)広告)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「重曹」の意味・わかりやすい解説

重曹
じゅうそう

「炭酸水素ナトリウム」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の重曹の言及

【炭酸水素ナトリウム】より

…酸性炭酸ナトリウムともいう。Na1mol当りの発生CO2の量が正塩Na2CO3の2倍であることから,重炭酸ナトリウム,重炭酸ソーダsodium bicarbonate(重曹(じゆうそう)と略称)などの俗称もある。天然にはナーコ石nahcolite(成分元素からのNaHCO‐liteに由来)として産出する。…

※「重曹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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