日本大百科全書(ニッポニカ) 「青年チュニジア党」の意味・わかりやすい解説 青年チュニジア党せいねんちゅにじあとうParti des Jeunes Tunisiens 1906年以降台頭したチュニジア人エリートの政治運動団体。フランス支配の枠内でチュニジア人の政治的地位の向上や生活改善を要求した。1911年のイタリア・トルコ戦争の際、大衆動員に成功したが、弾圧にあって国外に活動の本拠を移した。第一次世界大戦後チュニジア立憲自由党を結成して国内活動を再開し、1920年の旧ドストゥール党結成を準備した。指導者はアリー・バシュ・ハンバ、アブデル・アジーズ・タアリービーらである。[宮治一雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例