青木得三(読み)アオキ トクゾウ

20世紀日本人名事典 「青木得三」の解説

青木 得三
アオキ トクゾウ

大正・昭和期の大蔵官僚,財政学者 中央大学名誉教授。



生年
明治18(1885)年3月26日

没年
昭和43(1968)年7月31日

出生地
秋田県

別名
筆名=出羽 八郎

学歴〔年〕
東京帝大法科大学政治学科〔明治42年〕卒

学位〔年〕
経済学博士

経歴
明治42年大蔵省入省。大正9年大蔵省務官として英、仏駐在、パリ講和会議専門委員、賠償委員会日本代表部書記長、帰国後国債課長、文書課長、普通銀行課課長などを経て、昭和4年主税局長、6年横浜税関長となり退官。15年庶民金庫理事長。また14年中央大教授、39年千葉商科大教授。著書に「財政学原理」「財政学概論」「貸幣論」「歳入歳出詳論」「太平洋戦争史」(全6巻)「井上準之助伝」「若槻礼次郎浜口雄幸」「おもいで―青木得三自叙伝」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学位 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「青木得三」の解説

青木得三 あおき-とくぞう

1885-1968 大正-昭和時代の官僚,財政学者。
明治18年3月26日生まれ。大蔵省にはいり主税局長。退官後に庶民金庫理事長のほか中央大,千葉商大教授をつとめた。昭和43年7月31日死去。83歳。秋田県出身。東京帝大卒。筆名は出羽八郎。著作に「財政学原理」「太平洋戦争前史」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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