青柴垣(読み)アオフシガキ

デジタル大辞泉 「青柴垣」の意味・読み・例文・類語

あお‐ふしがき〔あを‐〕【青×柴垣】

青葉のついたしばで編んだ垣根
「天の逆手さかてを―に打ちなして、こもりき」〈・上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「青柴垣」の意味・読み・例文・類語

あお‐ふしがきあを‥【青柴垣】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ふし」は、柴(しば)の意 ) 青葉のついた柴の垣。神籬(ひもろき)の類で、神の宿る所とされた。
    1. [初出の実例]「即ち其の船を蹈傾(ふみかた)して、天の逆手(さかたち)に青柴垣〈阿於布之加岐〉を打成(うちな)して、隠(かく)れましぬ〈柴を訓みて布斯と云ふ〉」(出典古事記(712)上(上巻抄訓))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android