青海苔貰うた礼に太々神楽を打つ(読み)あおのりもろうたれいにだいだいかぐらをうつ

精選版 日本国語大辞典 の解説

あおのり【青海苔】 貰(もろ)うた=礼(れい)に[=代(か)わりに]太々神楽(だいだいかぐら)を打(う)

  1. ( 「青海苔」は、伊勢名産で、伊勢参宮土産物。「太々神楽」は、伊勢神宮に奉納する神楽のこと ) ほんのわずかなものに対して、過大な返礼をすることのたとえ。
    1. [初出の実例]「はっち坊主の報謝米程取って居て、命を捨て敵討ちしやうとは、そりゃ青海苔(アヲノリ)(モラ)ふた礼に、太々神楽(カグラ)を打つやうなもの」(出典浄瑠璃仮名手本忠臣蔵(1748)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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