伊勢参宮(読み)イセサングウ

精選版 日本国語大辞典 「伊勢参宮」の意味・読み・例文・類語

いせ‐さんぐう【伊勢参宮】

  1. 〘 名詞 〙 伊勢神宮に参詣すること。お伊勢参り。参宮。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「此の度思ひ立ち、伊勢参宮と志して候」(出典:大観本謡曲・須磨源氏(1430頃))

伊勢参宮の語誌

→「いせまいり(伊勢参)」の語誌

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の伊勢参宮の言及

【伊勢参り】より

伊勢神宮への参詣。伊勢参宮ともいう。律令制下では伊勢神宮は国家祭祀の対象であって,天皇以外の奉幣を禁ずる私幣の禁があり,民衆の参詣などはなかった。…

【旅】より

…しかし参詣の旅は聖なる宗教行為であり,かつ永い伝統のあるものであるから,簡単に禁止できず,まして国民の総鎮守とされる伊勢への参宮は,禁止どころか奨励さえされねばならなかった。そこで人々は参詣とくに伊勢参宮を名目として観光の旅に出た。当時人々のあこがれの地はまず京・大和であったが,伊勢神宮は東からも西からもそれに近かったので,伊勢参宮をかねての畿内旅行が多かった。…

※「伊勢参宮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む