青男(読み)あおびれおとこ

精選版 日本国語大辞典 「青男」の意味・読み・例文・類語

あおびれ‐おとこあをびれをとこ【青男】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「あおひれおとこ」と清音か ) 生気のない男。男らしくない男をののしっていう語。
    1. [初出の実例]「そのあをびれおとこによりて、命も絶えぬべく見え給ふこそ、かへりては心づきなけれ」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)一)

あお‐おとこあををとこ【青男】

  1. 〘 名詞 〙 年が若く、なにごとにも未熟な男。青二才
    1. [初出の実例]「あの青男(アヲオトコ)、つねづねの有様から生ぬるく」(出典浮世草子武道伝来記(1687)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android