日本歴史地名大系 「青竜寺村」の解説 青竜寺村しようりゆうじむら 山形県:鶴岡市青竜寺川・内川流域地区青竜寺村[現在地名]鶴岡市青竜寺高坂(たかさか)村の南東、金峯(きんぼう)山の東麓にあり、同山への登拝道表口にあたる。郷帳類では青龍寺村と記される。地名の由来は天安年間(八五七―八五九)に大洪水があって大泉(おおいずみ)の池より青竜が流れて来て金峯山に登ったことをはじめ、青竜にまつわる伝説との関連で説かれているが、金峯山一山の総号で学頭寺でもあった青竜寺(→金峯山)の名にちなむ。同寺の門前町で、元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録に村名がみえ、高一二四石余。同年の庄内寺社領目録によれば、ほかに金峯領一二〇石余があった。寛永元年庄内高辻帳では高一六六石余、寛永三年庄内高辻帳では高二八九石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by