日本歴史地名大系 「青笹村」の解説 青笹村あおざさむら 岩手県:遠野市青笹村[現在地名]遠野市青笹町青笹飯豊(いいどよ)村の南西、横田(よこた)村の東に位置し、河内(かわうち)川が北東から入って北流する早瀬(はやせ)川に合流する。釜石街道が通り、同街道と晴山(はれやま)で分れ笛吹(ふえふき)峠越で両石(りよういし)村(現釜石市)に向かう道が通る。文治五年(一一八九)源頼朝が藤原氏を滅ぼしたのち阿曾沼広綱に遠野一二郷を与えたが(阿曾沼興廃記)、このうち上六郷の一郷に青笹が含まれたという。天正年間(一五七三―九二)名洞前(なほらまえ)の臼(うす)館に同氏の家臣菊池成景が居館したと伝える(上閉伊郡志)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by